【コラム】210615 アンチエイジングとは ~医療をこえた一つの生き方~
最近は「アンチエイジング」(Anti Aging)と銘打った商品が巷に溢れています。食品や化粧品だけでなく。運動器具に至るまで、その種類はさまざまです。
では、Anti Agingとはそもそもどういう意味なのかというと、英語の「対抗する」という意味の「anti」と、年をとる、老化するという意味の「aging」 がくっついたものですから、「抗加齢」あるいは「抗老化」ということになります。
これまでの医学が、見つかった病気を治してもらうのであるとすると、アンチエイジング医学というものは、病気にならないようにする、積極的な医学であると言えます。
このように言うと、「私は毎年、人間ドックを受けているので大丈夫です」とおっしゃる方もいるでしょう。確かに、人間ドックは、病気もしくはその予備軍を見つけるためのものですから、ひどくなった病気を治療する医学と比べると、先進的な予防医学になります。けれども、これはあくまでも発見が目的であって、そもそも病気にならないようにするものではありません。
これに対し、アンチエイジングというのは、より積極的に「健康な人のさらなる健康」を目指します。いわば、単なる予防を超えた究極の医学です。
今や、病気を見つけてもらう、治してもらうという受身の医療から、自分で自分の健康をつくる時代になりつつあるのです。
しかし、このアンチエイジング、つまり年をとらずに長生きするというのは、単に医学の分野だけで出来ることではありません。医学にとどまらず、総合的な人生のプロデュースによって手に入れるものです。
長生きは偶然ではなく必然です。食生活やエクササイズ、ストレスコントロール、人の関わり、考え方など、ライフスタイルすべてによってつくり出されるものです。
つまり、アンチエイジングとは、医療を超えた一つの生き方なのです。
監修 三番町ごきげんクリニック 院長 澤登雅一
【プラミネ通信】
『長生きは偶然ではなく必然です』 日頃、忙しさにかこつけて食生活の乱れや運動不足など健康に良くないことを重ねてしまいます。しかし、元気に長生きするためにも、自分でしっかりと食事や運動に目を向けなくてはいけません。一日何十種類の食材を取りましょうと言われていますが、なかなか難しいのでサプリなどで補給するのも大切かもしれません。自分に合ったサプリメントと、エスカレーターでなく階段を使うなどチョットした運動をしていきます!皆さんもご一緒に、生き生きした人生を歩み続けましょう!