【コラム】210624 しみ・しわ・皮膚のたるみなど、肌の老化を感じる
肌の老化の原因は、紫外線、皮膚の乾燥、女性ホルモンの低下、栄養素の不足、ストレス、不規則な生活などです。
まずは紫外線。年をとった漁師さんや農夫さんの顔には深く刻まれたしわのイメージがありますが、それは、紫外線を受けている時間が長いからです。それが証拠に、しわがあるのは、顔や首、手など、紫外線にさらされていることが多い部分で、お尻や背中のしわで悩む人のことはあまり聞きません。いかに紫外線が良くないのかがわかります。
次に原因が皮膚の乾燥。皮膚には、潤いを保つ天然の保湿成分がありますが、それは、年齢と共に減少してしまいます。さらに、誤った過剰な手入れが乾燥を加速させます。女性の場合、過剰な手入れにより、天然の保湿成分を自分の手で失っていることが非常に多いのです。女性ホルモンは、コラーゲンの生成や皮膚のほとんどすべての細胞を活性化するのに欠かせません。また、ビタミンB、C、亜鉛などの栄養素の不足でも肌の老化は見られます。
さて、残りの原因は、ストレスと不規則な生活習慣ですが、これには紫外線と共通の問題があります。それは、からだの中で活性酸素が過剰に発生してしまうことです。
活性酸素というのは、簡単に言うと、からだを酸化、つまり錆びつかせてしまうもので、がんをはじめ、ほとんどすべての病気に関係していることが知られています。
そしてこの活性酸素をやっつけてくれるのが、抗酸化物質です。食事から得るもの(ビタミンC、E、ポリフェノールなど)以外に、生まれながらに体内に備わっているもの(コエンザイムQ10、グルタチオンなど)もあります。
しかし、体内に備わっている抗酸化物質もまた年齢とともに減ってしまいます。一方、活性酸素は、どんどん蓄積していきます。そのギャップが大きいほど、老化も進みますし、さまざまな病気が起る原因になるのです。
ですから、アンチエイジング医学では、自分のからだにどれだけ酸化が起こったか、どれだけ酸化に対抗する力が残っているのかを調べ、足りないものは積極的に補っていきます。
⇒肌の老化の原因は、紫外線に、乾燥に、活性酸素、女性ホルモンの減少。
不足している栄養素と抗酸化物質の補充、そして外側から適切な手入れを。
監修 三番町ごきげんクリニック 院長 澤登雅一
【プラミネ通信】
肌の老化の原因はさまざまですが、出来ることから始めたいですね。周りの同世代(50代)の女性から、若い時、夏に思いっ切り真っ黒になるまで日焼けしたことを後悔しているという話をよく聞きます。その方々は、現在は一年中、日焼け止めクリームをしっかり塗っているそうです。今から出来ることから始めましょう!私は、サプリを飲んで、少しでも活性酸素を減らしていきます。