【コラム】210816 あなたのバイオロジカルエイジは?…腸年齢チェックリスト
『腸年齢』という言葉を耳にしたことがありますか?年齢によって変化する腸内の細菌バランスをチェックし、老化や生活習慣病へのかかりやすさを判断する目安になります。
生後五日程度の赤ちゃんの腸は、ビフィズス菌など腸内をきれいに保つ「善玉菌」でいっぱいです。ところが成人と同じ食事をとり始めると、バクテロイデスなどの中立的な菌が九割を占め、善玉菌は一割程度になります。そして、五十歳を過ぎたころから、腸年齢は老化を始めると言われています。
ところが最近では、十代や二十代でも腸年齢が老化している人が目立つようになってきているのです。原因は、偏った食生活と過度のストレスによるものです。
腸年齢を若返らせるためには、植物繊維(一日二十五g以上が望ましい)を豊富に含んだ食品の摂取、ウオーキングなどの運動、規則正しい生活などを心がける必要があります。逆に言えば、ライフスタイルを見直すことで、腸年齢を若返らせることは可能です。
次の項目をチェックしてみましょう。
□朝食を食べない □外食が多い □食事時間が不規則 □肉類が好き □野菜が嫌い
□飲酒の機会が多く、量も多い □運動不足 □タバコを長年吸っている
□ストレスを解消できる趣味がない □肌荒れがひどい □いつもお腹がはっている
□下痢をしやすい □便が出にくい、硬い □おならや便が臭い
□排便後も便が残っている気がする
当てはまる項目が多いほど、腸の老化が進んでいる可能性が高くなります。
チェック数が、
0 腸年齢は、実年齢より若い
1~3 腸年齢は、実年齢+1~5歳(良好だがバランスを崩しやすい)
4~6 腸年齢は、実年齢+6~10歳(老化の兆しが見え始めている)
7~9 腸年齢は、実年齢+11~19歳
10以上 腸年齢は、実年齢+20歳以上(老化が深刻。徹底的な生活の改善が必要)
いかがでしたでしょうか? 次回は『皮膚年齢チェックリスト』についてお話しします。
監修 三番町ごきげんクリニック 院長 澤登雅一
【プラミネ通信】
腸は免疫をつかさどり臓器と言われています。腸年齢の老化を止めて、さらには若返らせるためには食生活や生活習慣の改善が必要ですね。腸に関連する言葉と言えば、腸内フローラや乳酸菌を思い浮かべますね。巷では、乳酸菌という単語が食品、サプリなどにあふれかえっているのが納得できます。しかし、乳酸菌と言っても色々な違いがあるので、いつかその辺りの話題も上げていきますね。